ここでは、ステラ地方に特有の信仰と、その特殊神聖魔法を紹介します。
この地で、主に信仰されているのはミコトという神であり、
習慣や文化から、誰もがその教えを実践しているでしょう。
しかしながら、彼らはそれ以外の信仰を否定するわけでもなく、
共に祀ってはくれるでしょう。
ミコトには、定まった聖印はなく、それぞれ信者が、
大切なものを一度捧げ、祝福された(あるいはそうとみなされた)
ものを身に着けています。
神像のモチーフは、かつてこの地にいたとされる名士たちを
伝統的に用いてるようですが、最近は最も新しき英雄の少女
を模していることが多いようです。
この神、いや神々はテラスティア大陸における信仰を
複合したかのような教えを持っています。
いつ生まれ、どのようにして神格を得たか、口伝としては
伝わっているようですが、どれも眉唾ものです。
ミコトの教義というものは、あらゆるものに、
神が宿ると考え、敬意を忘れてはならないとされています。
また、先祖を敬うことや、活躍した名士たちを忘れてはいけないと
いうことも教えており、アンデッドに対しては、
敬うことが足りないがゆえに、現世に彷徨うため、
祀り、敬意を崇めることでその魂を鎮め、正しき輪廻へと
想いを説いて還すのだと伝えられています。
本来、この神々には呼称はありませんでしたが、
外部の人には伝わらないから、何かしらつけてくれ、
という要望に答え、300年前ほどに、当時の少女英雄から
名前をとって、ミコトにしたそうです。
なお当人からは、全力で反対されたようですが、
皇家の鶴の一声で、皆納得したようです。
※当人を除く
「物を大事にしましょう」
「自然を奉りなさい」
「善きことも悪きこともある事実を受け入れなさい」
ミコトの特殊神聖魔法
2 | ☆【アニミスト】 | 消費 | MP4 |
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系統 | 特殊神聖魔法(ミコト) | 対象 | 術者 |
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射程/形状 | 術者/- | 時間 | 3分(18ラウンド) |
抵抗 | なし | 属性 | - |
概要 | 自然と意思疎通できる |
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効果 | 自然と意思疎通ができます。動物や植物、あるいはGMが認めたものに問いかけた時に、相手の快・不快、イエス・ノーが分かります。 この魔法は、術者のプリーストレベルが向上すると、より深く意思疎通ができるようになります。意思疎通の内容はGMが決定します。目安として、レベル7で自然の望みが理解できるようになり、レベル11である程度の幼児に対しての対話程度は意思疎通はできるようになります。 |
4 | 【シキガミ】 | 消費 | MP15 専用品 |
系統 | 特殊神聖魔法(ミコト) | 対象 | 接触点 |
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射程/形状 | 接触/- | 時間 | 永続 |
抵抗 | なし | 属性 | - |
概要 | 物品に宿る神を具現化し、力を借りる |
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効果 | 大事にされている品物に宿った小さな神に語りかけ、力を借り受けます。シキガミとなるモノを作成します。「シキガミ」を参照してください。 この魔法は行使に1時間が必要です。 |
7 | 【キュア・ピュリファイ】 | 消費 | MP8 |
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系統 | 特殊神聖魔法(ミコト) | 対象 | 半径3m/5 |
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射程/形状 | 術者/- | 時間 | 一瞬 |
抵抗 | なし | 属性 | - |
概要 | 在るべきものへと浄化する |
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効果 | 対象が受けている効果を術者が一つ選び解除します。このとき、達成値の比べ合いを行わねばなりません。 アンデッドが対象に含まれた時、対象の精神抵抗を上回った場合、その戦意を失わせます。 |
10 | ☆【レミニセンス】 | 消費 | MP7 |
系統 | 特殊神聖魔法(ミコト) | 対象 | 術者 |
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射程/形状 | 術者/- | 時間 | 10分(60ラウンド) |
抵抗 | なし | 属性 | - |
概要 | 父祖の力を借りる |
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効果 | 術者は自らの祖に語りかけ、その力を借り受けます。効果時間中に行う任意の行為判定において、+2のボーナス修正を受けることを申告できます。 その行為判定が解決されたら、魔法は自動的に消滅します。 また効果時間中にダメージを受けるさいに、あらゆるダメージを3点軽減する効果を受けることを申告できます。この効果が発揮された場合も、魔法は自動的に消滅します。 |
13 | ☆【エンシュライン】 | 消費 | MP10 |
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系統 | 特殊神聖魔法(ミコト) | 対象 | 術者 |
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射程/形状 | 術者/- | 時間 | 10秒(1ラウンド) |
抵抗 | なし | 属性 | - |
概要 | 他の神格の力を借りる |
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効果 | ミコトへの、数多なる異なる信仰のちからの加護を受け、一時的に10レベルまでの、特殊神聖魔法を一つの神格を指定し、行使できるようになります。この時指定できる神格は、「自らが信奉してもいいと思える」神であり、「教義やそのあるべき姿」を知っている必要があります。また一度その力を借りた時は、以降その在り方も従来に加えて体現し続ける必要があります。行使したときの魔力は、術者の「プリースト技能レベル+知力ボーナス」となります。MPは選んだ神格に応じて消費し、地方による消費MP増加しますが、戦闘特技《MP軽減/神聖魔法》が有効です。 一時的に習得した特殊神聖魔法を行使する際は、指定した神格の聖印は必要としません。ただし、個別の魔法において、特殊な代償を要求する場合には、それらは、用意されていなければなりません。また、行使時間が10秒を超える魔法は行使できません。 |
シキガミとは、魔術師の持つファミリアと似た性質を持つ、
ミコト神官が使役する使い魔、のようなものです。
大切に扱われた品に宿ると言われている存在(彼ら曰く神)に語りかけ、
その力を借り受けます。この時、敬意を忘れたさいには、
とてつもないしっぺ返しがあると言われています。
ゲーム的には、術者の専用化したアイテムを媒介に、
作成されます。そのシキガミは従来の効果を扱えるアイテム状態か、
あるいはその力を顕現したシキガミ形態があります。シキガミは
ゲーム的に一人の術者がそのデータ的恩恵を受けれるのは1柱だけです。
フレーバー的には、いくらでも数は作れますが、ゲームの都合上は、1体分として、合わせて扱います。
アイテム形態の間に、術者が死亡するような効果を受けた時は、
身代わりとなって砕け散ります。この時、アイテムを獲得した際に使用した
名誉点は失われ、「砕けた想い出」というアイテムに変化します。
シキガミ形態になった時、顕現したキャラクターは、「分類:神族」として、
扱われます。シキガミは【ディスペル・マジック】など、魔法や通常の効果では、
解除できません。シキガミ形態のキャラクターの見た目は、術者が作成時に任意で決定します。
しかしながら、その見た目は異形ではなく、自然と共にあるようなものが多いでしょう。
術者のプリースト技能レベルが上昇したときに、一定の能力が追加されます。
しかしながら、その都度シキガミは作り直される必要はあります。
作りなおす場合や、術者の意志でシキガミを破棄した場合は、媒体とした、
専用の品は破壊されません。
シキガミの顕現形態は以下のデータを持ちます。
シキガミ
LV:0 名前:シキガミ
知能:なし 知覚:魔法 反応:中立的
言語:さまざま 生息地:さまざま 分類:神族
知名度/弱点値:13/- 弱点:なし
先制値:13 移動速度:12(浮遊)
生命抵抗力:-(-) 精神抵抗力:-(-)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
- | - | 1(8) | 0 | - | 10 |
特殊能力
○毒、病気、精神効果無効
○形態変化:道具
補助動作で道具形態へと戻ります。
○HPなし
シキガミはHPを持ちません。シキガミが何らかの効果を与えられる状況になったら、
その効果はすべて術者に与えられます。
○MP共用
シキガミの術者は、シキガミのMPを自身のように使うことができます。
シキガミのMPは、術者と同様に回復します。道具形態でもこの効果は使用できます。
○一心同体
術者のプリースト技能レベルが5以降に、奇数レベルごとに、以下の能力のいずれか一つを追加できます。
○魔力蓄積
シキガミのMPは「プリースト技能レベル+知力ボーナス」点に変化します。
○視界共有
シキガミと視界を共有します。
この効果は道具形態でも術者は恩恵を受けれます。
○聴覚共有
シキガミと聴覚を共有します。
この効果は道具形態でも術者は恩恵を受けれます。
◯戦闘形態
シキガミは戦闘能力を得ます。
プリースト技能レベルと同等の命中力・打撃点になります。
◯能力強化
シキガミは落下耐性を獲得し、子供ができる程度の力を借りることができます。
術者のプリースト技能レベルが11以降に、奇数レベルごとに、以下の能力のいずれか一つを追加できます。
○知覚提供
シキガミの力を借り受け、術者は「知覚:魔法」を与えられます。
この効果は道具形態でも術者は恩恵を受けれます。
〆視界の確保
◯能力超強化
防護点が8点になり、「◯通常武器無効」を獲得し、大人ができる程度の力を借りることができます。
◯独立強化
HPを獲得し、72点のHPになります。
独立状態でHPが0以下になった場合は、生死判定を行わず即座に破壊されます。
◯超戦闘形態
シキガミは戦闘能力を得ます。
術者の「プリースト技能レベル+精神力ボーナス」と同等の命中力・打撃点になります。
ミコト信仰は、ご覧のとおり、かなり解釈の難しい信仰になり、
一見すれば誰でも簡単に神官技能をとれそうなものです。
しかしながら、世界観を守るということで、慎重に取り扱うため、
この信仰でプレイしたい場合は、必ず相談を行うことを前提にします。
ミコト信仰はステラ地方においては、重要な役割を果たしていますので、
ご了承ください。
また、ロールプレイを見てる中で、ティンと来た場合には、お声かけする場合があります。